ピークカットとは?

ドライブをしているとソーラーパネルが一面に広がっている地帯を見かけたり、

上を見上げたらどの家にもソーラーパネルが取り付けられていたり…

なんてことありませんか?

現在、日本では太陽光発電の普及が進んでおり、かなり一般的なものになりました。

ですので、太陽光発電の利用に興味を持ったことがある方は多いのではないでしょうか。

ですが、太陽光発電に関して調べていくと、普段触れないような単語を目にすることが多く、

そのせいで倦厭してしまう方もいらっしゃると思います。

そんな方のために、今回は過去の記事でも出てきた単語である「ピークカット」について

ご説明します。

 

ピークカットとはなんだ?と多くの方が疑問に思うでしょう。

エネルギー用語ですので、普段はあまり目にしない単語ですよね。

ピークカットには実は2つの使われ方があります。

それは節電対策用語としてと、太陽光発電設備用語としての2つです。

 

節電対策用語としてのピークカットとは

まず、節電対策で使われるピークカットについてご説明します。

電気事業連合会の定義は、日単位あるいは年単位で需要の高低差が存在する

電力負荷曲線(ロードカーブ)高負荷(オンピーク)部分を低減すること、

となっています。

つまり、電力需要がピークの時に電力供給が追いつかなくなるのを防ぐために、

需要をカットすることです。

ピーク外で電力を作っても、現状の蓄電能力には限界がありますから

需要を減らす必要があるのですね。

 

太陽光発電設備用語としてのピークカットとは

では、太陽光発電設備で使われるピークカットについてお話ししようと思います。

太陽光パネルは枚数を増やせば、当然それに伴い生み出せる電力も増えます。

しかし、パワーコンディショナーが処理できる出力電力量は決まっています。

すると、日中などの生み出す電力量がピークの時などは、処理可能な出力電力量を

超えた分は余剰電力として捨てることになります。

これをピークカットと言うのです。

一見無駄と感じてしまうピークカットですが、そうとも言い切れません。

なぜなら、全体の発電量は多くなるからです。

どういうことかというと、パネルが生み出す電力量を多くすることで

ピーク外に生み出す電力量が増えるため、結果として全体の発電量が多くなるのです。

 

 

実際におひさま発電所のホームページに毎日発電実績を掲載しています。

過積載でパネルを設置して、ピークカットが生じても、実施の1日の発電量は、

以前50kw未満でパネルを設置していた時と比べても、大幅に発電UP!!

今のFIT買取価格21円でも、過積載でピークカットを考慮しても、

年間200万円以上の売電に成功することになります。

 

いかがでしたか?

ピークカットという単語を理解していただけたでしょうか?

太陽光発電において一見もったいないように見えるピークカットも、見方を変えれば

利点を分かっていただけるかと思います。

これを機に、太陽光発電設備に対しよりいっそうの興味を持っていただけたら幸いです。